海と教会とジブリ風洋館、港町長崎を周る
長崎二日目。この日は市内から海側の観光地へ移動します。
海側はとにかく気持ちが良いです。低地の日差しと秋の陽気の中、教会やお庭を巡ります。
海側の見所
見所1 大浦天主堂
最初に向かったのは大浦天主堂。
大浦天主堂|スポット|長崎市公式観光サイト「 あっ!とながさき」
まさに教会という外観。ゴシック様式建築の綺麗な白い建物です。
向かうには最寄り駅から坂道を登っていきます。長崎は坂道が多いです。
この教会には信徒発見のマリア像という物が置かれています。
これは、250年もの間、教会も司祭もいない状態でキリストの教えと行事を守り抜いてきた隠れキリシタンの子孫が、ある日この教会を訪れ信仰を告白し、マリア像の居場所を尋ねたというお話が元になっています。
200年もの間教えを守る純粋な信仰心は凄いの一言につきます。この信徒たちが唱えていたのが「オラショ」と呼ばれる祝詞です。音ゲーで見たものが、実はこんなに歴史深いものだったとは。
敷地内の石畳の道も、ヨーロッパの修道院を思わせる趣です。
こちらも聖堂内は写真撮影できません。美しいステンドグラスと古い木の椅子が並ぶ堂内は心が落ち着きました。
見所2 グラバー園
次に向かったのはグラバー園です。
グラバー園|スポット|長崎市公式観光サイト「 あっ!とながさき」
長崎に住んでいた貿易商の建てた、日本最古の木造洋風建築と庭のある観光地です。
洋風な門柱を通り、外国のような坂道を登るとオープンテラスのある邸宅へ到着。和と洋が絶妙に混在した外観がジブリに出てきそうだなと思いました。
庭には貝殻を使った花壇や植木鉢、珊瑚の階段などがあり、イバラードを思い起こさせる少しファンタジックな場所です。
明るい渡り廊下は地中海の家のよう。
廊下先の棟の2階から眺める長崎の景色は素晴らしいです。港町の風情。天気もよく、遠くまで見渡す事ができました。
プチ面白ポイントですが、この庭園の石畳には何箇所か♡石がはめられています。
見つけると幸運を呼ぶと言われているので、是非探してみてください。私達は2個くらい見つけられました^^
見所3 オランダ坂
オランダ坂|スポット|長崎市公式観光サイト「 あっ!とながさき」
グラバー園の近くにオランダ坂という場所があります。
洋風建築の立ち並ぶ地域ということです。友人と周辺散策をかねて向かう事にしました。
ついてみると結構入り組んでいます。そして坂道。見ての通りかなりの急勾配。かなり息が切れてしまいました。
見所4 孔子廟
次に向かったのは孔子廟です。
長崎孔子廟 中国歴代博物館|スポット|長崎市公式観光サイト「 あっ!とながさき」
孔子廟とは、中国の有名な思想家・孔子の遺品を納め祀ったのが始まりとされるお寺のようなものです。初めて知りました。
概観は黄色の屋根瓦と豪華な動物装飾が目を引きます。屋根の上には鳳凰が。
中に入ると、地元の保存会か何かの方々でしょうか。広間で獅子舞の稽古をしていました。
この中国獅子舞は一度神戸で見たのですが、日本の獅子舞と全然違いますね。
組体操のような曲芸のような事を行ったり、ジャンジャンとシンバルのような楽器を大きく打ち鳴らし、衣装も派手で見ていて元気を貰えます。
小さな獅子が一生懸命二人技の肩車の練習をしていました。
孔子廟を出てしばし周辺を散策します。
昔ながらの銭湯が何軒か見つかりました。良い感じの色あせ方がたまりません。
見所5 眼鏡橋
どこの観光地にも1つはある太鼓橋。長崎には日本最古の石造りで、水面に反射したアーチが眼鏡に見えるとの事から眼鏡橋と呼ばれる橋があります。
眼鏡橋|スポット|長崎市公式観光サイト「 あっ!とながさき」
橋の側は下に降りられるようになっていて、観光客や子供が水遊びをしていました。
水が綺麗なのか、鯉も泳いでいます。風流~
見所6 崇福寺
午後も夕方近く、路電と徒歩で向かったのは崇福寺です。
崇福寺|スポット|長崎市公式観光サイト「 あっ!とながさき」
中国式の山門が特徴的で、重要文化財に指定されています。マイナーなのか、私達以外に参拝者はいなかったです。
このお寺の吉祥の動物はなんと蝙蝠。中国では蝙蝠と金魚が幸運の動物で、この動物達の他、福の字を逆さにして飾る事で福を呼び込むとされているようです。写真は山門についていた蝙蝠の装飾。
そうそう、長崎にもご朱印帳を持っていったのですが、中国のお寺には朱印という文化が無いそうで、ここではお札を頂きました。
次の場所は再び市内に戻ります。予約したホテル近くの史跡だったため、散歩をしながら移動(本当に良く歩き回った1日)
途中で地域猫を発見。思わず友人を置いて寄っていくと、人懐こくごろにゃんとおなかを見せて触らせてくれました。
猫が飼いたい・・・と切実に思う瞬間。
見所7 唐人屋敷跡
本日最後の観光場所は唐人屋敷跡です。
唐人屋敷跡|スポット|長崎市公式観光サイト「 あっ!とながさき」
写真は数あるお堂の一つ。この地域にお堂や住居などが点在しており、まとめて屋敷跡とされています。
中国様式の門や窓が残っています。異国を感じます~
見所8 世界三大夜景
夜はホテルの夜景ツアーに参加する事にしました。
稲佐山|スポット|長崎市公式観光サイト「 あっ!とながさき」
宿泊時と別にロビーでツアー受付をしており、予約をするとバスで夜景の見える展望台まで送迎してくれるオプショナルツアーです。
写真の腕が悪く、感動をお伝えできないのですが、星のように散らばる光が美しい夜景です。
大勢の観光客が眺めています。社会人だとどうしても思ってしまう...あの明かりの一つ一つが残業をしている人の明かりなんだ…などなど^^;
続きは長崎旅行3へ。