突発 大神ファン伊勢神宮への旅
8月上旬、友人さばさんと憧れのお伊勢参りに行って来ました!
今回は大阪なんばから近鉄特急を使用し、伊勢市駅で下車、外宮から参拝するコースです。
外宮とは
正式名は豊受大神宮。豊受大御神(とようけおおみかみ)という神様をお祀りしているところです。
この神様は食物・穀物を司る神で、日本神話ではトヨウケビメという女神として登場します。
ここで私勘違いしておりまして、さばさんには保食神(うけもち)の方を
説明してましたが、豊受大御神とは別の神様だったようです。
体中から食べ物を出すことが出来、月夜見尊に殺されてしまったのはうけもちの神の方です。
参道の森へ入ると、日陰と森の空気で涼しい〜。樹齢云百年と行きそうな太い木々が生えてます。
第一・第二鳥居は古さがたまりません。昔は朱色だったのでしょうか。
外宮 正宮
こういう作りの社を見るのは初めてなのでやはり興奮しました!
教科書で見る弥生時代のような建物と壁。朱塗りや匠の木彫が犇めく煌びやかな拝殿を見慣れていると逆に神妙になるシンプルさです。ご神体を祀る御正殿の扉は固く閉ざされています。そこがまた神秘的。
ご正殿の前には「神秘の三石」と呼ばれるものも祀られています。
こちらは祭事の前のお祓いに利用したり、逆に良い気を集めると噂されるパワースポットらしいのですが、集まっている観光客がちょっとマナーが良くないですね。
囲いのしめ縄を乗り越えて手で触ったりしたらいかんのでは... そして誰か一人が暖かい!と言うと別の人がうん、暖かいと言い、別の人は冷たかったと言う不思議な集団心理を見ました。
外宮の別宮いろいろ
次に正宮の向かいにある風宮へ。
風宮(かぜのみや)
ご祭神は級長津彦命(しなつひこのみこと)・級長戸辺命(しなとべのみこと)。かの有名な元冠で吹いた神風を起こしたらしいです。
そうそう、豆知識ですが神社やお寺の玉砂利や石も結界を表しているそうです。この下の白いのとか。ここから先は神様の敷地だよーという意味だそうで。
石段を上るとまた別宮があります。
多賀宮(たかのみや)
豊受大御神荒御魂(とようけおおみかみのあらみたま)を祀る宮。とのことなんですが、荒御魂と普通の神様とどう違うのでしょう?
同じ神様でも表裏があるような考え方をする昔の人は面白いです。
たった数十段の石段ですが息切れが。
あの踊り場で道のり半分とかだったら戻ろう、という軟弱思考っぷりを発揮した若者達。(無事たどり着きました)運動不足旅行に響きます...。
このあたりは疲れて写真はないですが、多賀宮、風宮の間に土宮があります。
土宮(つちのみや)
大土乃御祖神(おおつちのみおやのかみ)。堤防の神様だそうです。
八百万の神様がいるのですね~ メジャー所でないとなかなか解説もなく。ガイドブックを持ってくれば良かったと思うのでした。
外宮を一通り見て周り、次は内宮とおはらい町・おかげ横丁へ移動しました。
内宮、おかげ横丁へのアクセス
外宮→おかげ横町→内宮へは徒歩とバスで向かいます。面倒な人はタクシーもたくさん走っています。
外宮前からバスが出てますが、一度駅前の始発停留所に戻った方が 確実に座れるという混雑具合でした。
移動中 市内の面白スポット
市内に古い建物も多くあり、時代を感じられます。
この旅館、写真じゃなくて建物が斜めになってます。今も営業しているのかな。
おかげ横丁
可愛い猫の像が迎えてくれるおかげ横町〜おはらい町エリアに到着です。
このエリアの屋根瓦には動物がくっついています。どんな物があるか 探すのも楽しいですよ。私達が行った時は猫、鶏、リスなど発見しました。
縁日のようなお店、工芸品店、数多くのご飯もの屋が軒を連ねており、どこから入ろうか悩みます。
まずは腹ごしらえということで、名物「手こね鮪丼」を頂きました。
カウンターの向こうでは蛤など海の幸も焼かれていてすごく良い匂い...お酒が欲しくなりましたけど、まだこれから内宮だったので我慢...!酔っ払って参拝はよくないですもんね。
内宮とは
内宮に行くにはおかげ横町を通り、川に掛かる大きな宇治橋を渡ります。
玉砂利の道を道なりに進むと、普通の手水舎と川で手水出来る場所があります。 冷たいし綺麗で気持ちよいです〜
大木の続く参道を奥に行くと正宮があります。
奉られている神様は天照大御神です。アマ公だー!!!
内宮 正宮
やはり他の宮より長い参拝列でした。こちらの撮影は石段の下からしか撮ってはいけません。ルールに従い、拝殿の景色は心にしっかり焼き付けて参拝!
そうそう、伊勢神宮もお参りの仕方は「二拝二拍手一拝」でよいそうです。他にも鳥居の真ん中は歩かないなど色々作法があるようですが、基本迷惑になる行為をせず一般的な参拝を行えば問題ないと思いました。
参拝の後は再びおかげ横町へ戻ります。
~~~
今回は行きませんでしたが、外宮の側には月夜見宮があります。
月夜見宮(つきよみのみや)
月夜見尊(つきよみのみこと) 月夜見尊荒御魂(つきよみのみことのあらみたま)がご祭神です。 天照大御神の弟神ですね。こちらも気になる場所ですが、ちょっと行った所にあるのでタクシー移動が楽かと思います。
おかげ横丁で食べたい物
暑いから冷たい物食べよう〜と注文したかき氷が絶品でした! かき氷を心の底から美味しいと思ったのは初めてです。
シロップじゃなく、果肉が掛かっているという。お祭りカキ氷しか知らない人間にはちょっとした衝撃です。
さばさん:夏みかん こまごめ:イチゴ練乳
町内には宝くじ売り場があり、伊勢参りVerの袋に入れてくれます。(購入時は何だか当たりそうな予感がしたのですが、結果はドンマイでした....!!)
赤福本店もこの町内にあります。が、混み過ぎていたので別の場所で買った赤福を食しながら特急乗車。大阪へ戻る。
突発日帰りの伊勢旅行でしたが、お参り・観光スポットが一塊の場所にあるため1日だけでも効率よく見て回れたました。美味しい食べ物にも出会えて最高です^^
多くの社に案内板は立っていますが、ガイドブックやインターネットで神様の情報を調べていくとより楽しめるのではないかと思います。
また、伊勢の地域には他にも芸事の神様である猿田彦神社、二見ヶ浦の夫婦岩など見所は尽きません。また機会を取って訪れたいと思いました!
つれづれ